2013年最初の東北キャンプツーリングレポート(5月18日)

freetk99

2013年05月21日 23:25

_
_

今年初めての東北キャンプツーリングへ!



2週間前のゴールデンウィークで


降雪により行き損ねた東北へ向かいます。




とりあえず磐梯吾妻と八幡平の「雪の回廊」を目的に




陸奥一人旅~♪




というところでしょうか。




道中のSAで出会った地元ライダーの言葉には


あの震災から立ち直るまでの2年間で経験された


目まぐるしい日々の話をお聞きする事が出来ました。




更にはコチラが元気まで頂いてしまいました。




間もなく東北は絶好のキャンツーシーズンに突入。




今年も足しげく通うことになるでしょう。




↓をクリック!

先週の賑やかな『メガ☆オフⅣ』から数日が経過しました。



ゴールデンウィークの瀬戸内・四国ツーリングも後半からグルキャンが続いてましたので、そろそろソロキャンが恋しくなってきました。



5月も後半に入り気候も良くなってきましたし、そろそろ東北の寒さも緩みツーリング&キャンプには絶好の季節になっている筈です。



ということで、ゴールデンウィークに行けなかった福島・磐梯吾妻スカイライン岩手・八幡平アスピーテラインの「雪の回廊」を目当てに計画を立てることにします。





そして迎えた出発前日・花の金曜日。





ウェザーニューズで天気予報をにらみながら週末のキャンプ地の選択に入ります。



関東から程良い距離(大体300km~500km圏内)にある宮城県鳴子温泉付近の吹上高原キャンプ場をキャンプ候補地として天気をチェックすると…




多少雲は出る様ですが傘マークはなくまずまずの天気。



ということで週末のキャンプ地がアッサリと決定~♪



PM 10:19

会社から帰宅後、DAKARへの積載を済ませて早朝まで暫しの仮眠を摂ることに。



AM 5:28

目が覚めると外が明るくなっていて慌てて準備を済ませて自宅を出発。



この週末は現地の最低気温は2桁ということで下2枚、上3枚の軽装。



途中で寒くなったら現地調達する事にします。




今朝の自宅付近の空の様子… 予報通り今日はいい天気になりそうです。



環八を外環自動車道に向かって北上中、信号待ちの合間に渋滞状況をチェックすると…




ちょっと出発が出遅れたので心配しましたが、幸い渋滞は発生していない様子です。



AM 6:27

外環自動車道 和光I.C通過して高速移動を開始します。



この時間でも交通量はそこそこあって、Jctの合流でペースが下がるなど渋滞が発生しそうな雰囲気。



巻き込まれる前に都内を脱出します。




川口Jctを東北道方面へ。



AM 6:41

殆ど渋滞に引っかかることなく東北自動車道 浦和料金所を通過。



AM 7:09

利根川を超えて一瞬グンマーを経て栃木県入り。



走りながらこの後のルートを考えます。



磐梯吾妻スカイラインを往復し、朝ラーを喜多方で済ませ、R121(八谷街道)で米沢入り。

米沢南陽道路、東北中央自動車道などの短い有料道路を繋いで宮城入りを目指す…



ん~… ちょっと朝ラーするには時間が遅いか。



喜多方で朝ラーするためにわざわざスカイラインを往復するのもかなりのロス。

この時点で喜多方での朝ラーは次回に持ち越します。



そんなことを考えているうちに…



AM 7:54

上河内SAに到着。




ここで渋滞状況を確認してみると、所々で渋滞が始まってます。



行楽のハイシーズンは6時台後半。

春・秋はちょっと遅めの7時台後半には渋滞発生というところですね。



喜多方の朝ラーを諦めたので、ここで朝食を済ませてしまいます。



前回の安達太良高原【ドタバタ】キャンプツーリング(炎の復活編)の悪夢が脳裏を過ります。

確か、ここで餃子喰ってDAKARに戻ったらバッテリー死んでたんだよな…( ;゚Д゚)y─┛~~




ということで、今回も豚豚喜で餃子定食w



お味はフツーに美味しかったのですが、DAKARのエンジンがすんなり掛かってくれるか気がかりで落ち着きませんでしたね。



DAKARに戻ってセルを回すとすんなり始動! これで前回の厄を落とすことが出来ました。



AM 9:26

郡山Jctを通過。



AM 9:35

磐梯吾妻スカイライン目当てで二本松I.Cで一般道に降ります。




R459を岳温泉方面へ。



麓付近の雪はすっかり融けていて完全に春の陽気ですね。



水田には水が張ってあり田植えが終わったばかりという感じでした。



R115(土湯バイパス)を通り土湯トンネルを抜けると…




正面に磐梯山。



山頂にはまだ雪が残っています。




そのまま磐梯吾妻スカイラインへ。



※因みに土湯トンネル手前側の入り口は通行止めでした。




スカイライン入口に向かう県道30号は路肩にも雪は全くありませんね。



「雪の回廊」目当てでココに来ていますが、先ほどの磐梯山は山頂付近に雪が残っていましたから大丈夫でしょう!



AM 10:28

ほどなく磐梯吾妻スカイラインに到着。



料金所付近にバイクが数台停まっていました。



『ひょっとして無料開放期間ってもう終わっちゃったのかな』と心配になりました。




ですが料金所は無人で無料開放は継続中でした♪


※HPを見ると無料解放期間はしばらく続くみたいですね♪



土湯側から浄土平に向かいますが、マイカーも少なく遅い車に引っかかることもほとんどありませんでしたね。




一方、対向車線の高湯側からは多くのマイカーとすれ違い、その後ろにバイク集団が連なっているのを何度か見ました。



AM 10:53

そして程なく浄土平に到着。




岩肌からは硫黄を含んだ水蒸気がもくもく。




心配した駐車場の利用料ですが、こちらも無料開放中でしたね。




浄土平にはライダーがたくさん。



この天気ですからそろそろ冬眠から覚めて活動を始めるライダーが多いのかな。



標高1,000mに近い浄土平ですが今日は気温も思ったほど低くなかった。




浄土平を出発して高湯側に抜ける途中、荒涼とした道の路肩にDAKARを停車。



岩の窪みの所々に雪が残っていますが、結局期待した「雪の回廊」は全くの空振り。




雪はほとんど融けてしまいましたね。




さて、あまりこの場所に留まっていると身体によくありませんので数分で再出発。




麓に降りる途中の景色もパッとせず霞んでいます。




途中の道は木々の若葉が茂りはじめていて若草の香りも漂っていてなんだか初夏の気配が…



AM 11:36

そしてあっという間に高湯温泉側出口に到着。



さて、肝心の「雪の回廊」が見れませんでしたが、この調子だと八幡平はどうなんだろう…



いくら考えても答えは出ませんので、先に駒を進めることにします。




再び高速移動する前にI.C手前のガソリンスタンドでDAKARに給油。

 日時:5月18日 11:53
 距離:371.6km
 給油:14.50L
 単価:149円
 燃費:25.62km/L



PM 0:14

東北自動車道 福島飯坂I.Cから高速移動開始です。



PM 0:42

村田Jct通過。



一瞬、予定を変更して八幡平の後生掛・大沼キャンプ場まで一気に走ろうかと考えました。



ですがここから250km近くありますので思いとどまって初志貫徹。



PM 1:15

そろそろお昼ということもあり、菅生SAにて小休止。



レストランに行ってもあまり食べたいものが無いな…



キャンプ場手前の道の駅にある「鵙目そば」が美味しいのでそれまでお昼は我慢する事に。




お土産コーナーで今晩のキャンプ用に牛タンを物色。




牛タンの大和煮が割とリーズナブルだったので買い上げ。




今晩は寒さ対策で炭を熾しますので、ビールを飲みながら『利久の牛タン』を焼くことにします。



180gで2,000円程。



チョットお高めですが、お店で食べたらもっと量が少ないしバイクでビールも飲めないのでこれでいいのです。




さて、買い出しを終えて駐輪場に戻ると、R1150RT乗りの方に声を掛けられました。



立ち話もなんなので傍の芝生で座りこんで駄弁り。



宮城・石巻で水産加工場を経営されている方で、今日は天気も良いのでツーリングに出かけてその帰りだとか。

お歳は多分50後半という感じですが… 朝霧の監督並みにパワフルです。



話は2年前の震災になりましたが、大津波で海岸沿いの工場は全て流されてしまったそうです。

半年間は瓦礫撤去で何も復旧に着手出来なかったそうですが、そこから1年半かけて漸く震災前の状態まで復旧してきたらしい。



この1年半で5年分の仕事をこなしてきたという言葉が力強かった。。。。



津波で流されたR1150RTを自宅から300mも離れた瓦礫の中から見つけ出した話。

RTの乗り易さから再度同じ車両を中古で入手して今は3代目。 仕事の気分転換にバイクライフを続けている話。

バイク仲間と信州や富士山にツーリングに行って地元の良い宿・安い旅館に泊まりながら旅をするのだそう。



そしてなによりも印象的だったのは震災被害にあったにもかかわらず凄く明るく前向きでパワフルだったということ!



『がんばろう東北』って言われなくても地元の方はその想い以上に力強く復興に向けて前に進んでいる事実。



チョット感動しました。



結局1時間近く話し込んでしまいました。

ホントはもっとお話ししたかったところですが… 次に繋がる様連絡先を渡して私は先に進みます。



今度はキャンプでゆっくりお話を聞かせてください。



PM 3:16

菅生SAを出発して目的キャンプ場最寄りの古川I.Cから下道へ。




先ずはコメリで木炭を購入。




続いて、SUPER CENTER TRUSTで食材&お酒買い出し。




店内は広々としていて明るく、活気もあります。



ありゃ!? ここでも同じ値段で木炭も薪も売ってたのね。



今度からはココで一遍に買い出しを済ませてしまおう。




店内の無料の氷をクーラーボックスに詰め込んで大事なビールと食材を冷凍保存。( ´ー`)y-~~




買い出しが済んだらR47(羽後街道)を一路、キャンプ場のある鳴子温泉方面へ。



PM 4:07

と、その前にかなり遅いお昼ご飯を頂くため、あ・ら・伊達な道の駅に立ち寄り。



お目当ての『鵙目そば』ですが…




残念ながら終ぅ~了ぉ~(泣




気落ちしても仕方ありませんので、パン工房で「あかちゃんのおしりパン」と「ロールパン」を購入。



ロールパンは明日の朝用。 ハラペコですので「お尻」をたべて一息つきました。



建物の出口付近で人だかりが出来ているので近寄ってみると…




あのチョコレートで有名なROYCEが関係しているの??



北海道産牛乳を使ったソフトクリームに行列が出来てました。




西日がちょっと熱かったので今年初のソフトクリームでクールダウン。 250円なり。



お味は濃厚ながらも甘さ控えめで美味しゅうございました♪




後はキャンプ場に入るだけ。



R108(羽後街道)を鬼首へ向けてDAKARを走らせます。











PM 5:01

予定より1時間ほど遅く目的の吹上高原キャンプ場に到着。



既にキャンプ場の受付は終了しており、スパ鬼首で手続き。



バイク1人1,000円/泊。 キャンプ場利用者は温泉の100円割引券(500円→400円)を頂けます。



ただ、温泉は18時までとのことで間に合いそうもないので今回は諦めましたけどね。。。。



PM 5:40

昨年初夏の『東北復興支援・旅人キャンプMTG』のイベント会場になったサイトに設営完了。




気が付くとかなり影が長くなってきましたね。



日中の日差しの強さもようやく収まり、丁度いい気温に。




さっそくビールの準備。



そして、




こうなるわけで(ソロVer.)




クーラーボックスのおかげでビールはキンキンに冷えています。




DAKARも明日の朝まで暫し休憩です。



しかし、間もなく15万kmですが毎回過積載にもかかわらず良く走り続けてくれます。




本格的に冷えてくる前に笑'sのA4君で炭に火を入れました。




あっという間に炭全体に火が回り、乗せておいたやかんはすぐに沸騰。



「とり源」をボイルしつつ、牛タンの大和煮を暖めて…




篝火にも火を入れてマッタリ。



ラジオを入れるとパーソナリティの代わった地球ラジオが流れてきました。



以前の後藤繁榮と大輪香菊の2人の時が番組の雰囲気や流れる曲は好みでした。



新しい布陣でどのような雰囲気に変わるのかこれから楽しみです。




温めた「とり源」は病みつきの旨さ。 結局1人で2袋を空けてしまいました。



期待した牛タンの大和煮はちょっと肉がパサついてるけど、濃い味付けでビールには合いましたよ。




メインの『利久の牛タン』は凍っていたので箱から出して自然解凍するのを待ちます。



PM 6:54

一息ついていると、西の空が黄昏てきました。




『利久の牛タン』は厚切りでボリュームもあって食べ応え十分♪



いつも他の事に気を取られて焦がしてしまいますので、今回は牛タンに精神を集中させましたね。



おかげでお店と変わらない絶妙な焼き上がり。牛テールスープが付けば完璧。



次回の課題としました。




流石に東北地方の高原キャンプ場ということもあり、陽が落ちてからはかなり冷え込んできました。



股火鉢で暖をとりつつ、椅子で寝落ちを3~4回繰り返してはビールを飲んで…



ソロキャンならではの自由気ままな時間の使い方。




明日の行動計画を少し考えてみたり…



菅生SAでお逢いした石巻のRTライダーさんに勧められた「秋の宮温泉郷」にある「川がそのまま温泉になっている」という場所。

今回のキャンツーの目的である八幡平アスピーテラインの「雪の回廊」。

まだ食べたことのない盛岡・「食道園」の冷麺。

遠刈田で「神の湯」にも浸かっていきたいし。。。

おっと、今日諦めた喜多方ラーメンも…



とても1泊2日じゃ足りないな…



などと思いながら23時過ぎに寒くてシュラフに潜りこみ就寝。



■本日のルート

大きな地図で見る



↓をクリック!



あなたにおススメの記事
関連記事