2017年春・九州キャンプツーリングレポート(3月19日)

freetk99

2017年04月17日 06:33

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まもなく北九州・新門司港に上陸! まずは『阿蘇まっしぐら!』


穏やかな内海をフェリーは航行し…


日の出に合わせて北九州に到着しました。



上陸初日の目的地は『阿蘇』!



熊本地震の影響は残っていると思われますが


九州版「ライダーの聖地」を目指します。



久々に訪れた聖地はやはり居心地最高でしたね。




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AM 7:12

起床。


普段は5時起き生活ですが、さすがに500kmオーバーのロングライド後で疲れが溜まっていたようです。


コンビニパンを頬張りつつ、九州接岸を待ちます。



新門司港到着まで30分のアナウンス。


乗客の方々の下船準備がせわしなく始まりました。



その姿をしり目に甲板へ。


海上の風は少し冷えていますが、朝日にあたるとほのかに温かい。


気が付いたらいつの間にか湾内に入っていました。



そろそろ私も荷物をまとめて下船準備を進めます。


車両甲板へ続く出口は下船を待つ乗客でごった返し状態です。


これまでよく利用している「新日本海フェリー」や「太平洋フェリー」、「商船三井フェリー」はドライバーと乗客が車に乗って一緒に下船するのですが、「阪九フェリー」はバラバラに下船するみたいですね。




階段で車両甲板へ降り、荷物をバイクに収めて出撃準備を進めます。


他のライダーも待ちきれないのか、さっそくエンジンかけてふかしている人もいるし…


下船口隙間から差し込む明かりが眩しい。


AM 8:46

朝日が差し込むなか、タラップを渡ってようやく九州上陸!




4年ぶりの上陸を果たしました!




一刻も早く阿蘇入りしたいところですが、フェリーターミナルからの移動距離は200km程度。


直行すると早く到着しすぎてしまいます。



ということで、フェリーターミナルからほど近い「平尾台」というカルスト地形のある場所へ向かいます。


「秋吉台」「四国」と並んでここ、「平尾台」も有名なカルスト地形なのです。




朝早い時間で交通量も少ない福岡の市外をDAKARで駆け抜けます。


やっぱり普段走る土地とは雰囲気が明らかに違っていて新鮮です。



少し細い路地に入ると急勾配の坂になり、ぐんぐんと標高を上げていきます。


DAKARは少し苦しそうだ・・・


AM 9:56

平尾台 自然の郷に到着。


想像より立派な施設があり、一瞬、入場を躊躇してしまいましたが…



ライダーには嬉しい駐車料金も入場料も無料の施設です。


駐車場入り口で入場整理をしているおじさんから親切におすすめを紹介してもらいました。



この日はたまたま地元学生のクロスカントリーイベントが開催されるらしく、施設内は選手でちょっと混雑しています。



みなさん、スタート前で緊張しているのか、薄汚いライダーの格好にはあまり気が付かない様子



お目当ての「カルスト地形」ですが…



「ん?」



「おぉ~・・・」


施設からは結構距離がありますね。


バイクで近くまで行けるのかと思いましたが、観光客から自然を保護しているのかな?



カルスト地形独特の「石」を羊のようだと表現した詩の石碑。


ここからの眺めではよくわかりませんが、芸術家独特の感じ方なのかもしれません。



ちょうど「小学生の部」のスタート間際。


スタート直前まできょろきょろ・そわそわと集中力がなく落ち着きがない。



ですが、「あと15秒~!!」の掛け声で変なスイッチが入ったのか、スタートラインを跨いで注意される小学生多数。


小さいですが勝負に臨み、イキッテますw



号砲一発! バラバラとスタートしていきました。


九州上陸早々、ほほえましい場面に逢いましたね。



近くに鍾乳洞があるらしいので、時間もあるし立ち寄ってみることにします。


案内看板に沿っていくと…



先ほどの施設からは遠かった「カルスト地形」が迫ってきます。


これはなかなかの景色。 四国カルストとも引けを取りません。


後程、DAKARと写真を撮ることにして、先に鍾乳洞へ。


AM 10:38

1.3車線の狭い道をぐいぐい奥に進むと程なく、千仏鍾乳洞に到着。


15台程度の駐車場には車が3台とバイクが4台ほど…



ここは国指定の天然記念物らしい。


売店で名物も売っているらしいので、降りてみることにします。



杖があるのでこれを使うことにします。



結構な勾配の下り坂です。



5分ほどで着くらしいですが…



程なくしてゴールが見えてきました。


「行き」は楽勝ですね。



鍾乳洞の内部説明。


途中から川に入るらしく、草履を推奨しています。


九州上陸早々、雨ではなく『鍾乳洞』でブーツ浸水という面白いエピソードが脳裏を過りますが…


リカバリーが利かなそうだったので・・・



『カルストまんじゅう』で茶を濁すことにします。



帰りに「カルスト地形」を間近で観察。



いわれてみれば確かに「羊」が群れを成している姿に見えなくもない。


AM 11:14

「平尾台」を後にします。


県道28号を経由してR10からR212へ入るルートを選択しましたが、

R10が激渋滞で体力を奪われました。

2桁国道でスムーズな流れを期待していましたが作戦失敗です




なんとかR212に入ると程なく、耶馬溪橋(オランダ橋)という8連アーチの石橋があるとのことで立ち寄り。


古い石橋のようですが、デザインが洗練されていて綺麗な橋です。



遠くから見るだけなのかと思ったら、車両の通行もできるらしいのでDAKARでその橋を渡ってみました。


その橋の先には



天然酵母のパン屋さんがありました。


道路向かいに「小谷瀬パン工房」という看板があります。






店内に入るとパン生地が発酵した甘い香りが漂っています。


店内の棚には所せましとおいしそうなパンが…


看板に「オランダ橋店」とあるので他にも支店があるのか聞いてみると、ここしか店はないとのこと。


せっかくですので、菓子パンをいくつか購入してすぐ脇の石橋を眺めながらいただくことにします。



店の隣の桜が開花し始めてました。 一足先に花見も楽しむことにします。




DAKARには少し休憩してもらって…



河原に降りる坂を下って石橋の袂へ。



パンの食感はとてもやわらかくて小麦の香りが豊か。


おいしいパンに舌鼓。 さっそく明日の朝用にパンを追加購入したのは言うまでもありません。


DAKARに戻って出発準備をしていると、地元の老夫婦に声をかけられました。


このあたりの「耶馬溪」は紅葉の季節が素晴らしいとのこと。


(たしかに、ツーマプでも紅葉の時期の訪問を薦めています)


そういえば、紅葉の時期は東北ばかりに足を運んでいますね。


機会があれば秋に訪れてみたいところですが、時間的にも資金的にも厳しいか・・・



オランダ橋でご夫婦にご挨拶し、R212を阿蘇に向かって出発。



紅葉の時期に来るといいよと言われた耶馬溪ですが、広葉樹の種類が多様で紅葉の時期は目を楽しませてくれそうです。


そのエリアを抜けて県道409号に入り…


PM 2:14

少し遅めの昼食をいただきに、竜門茶屋に立ち寄り。



ここは以前にも立ち寄った気がしますが…


自分のブログ記事にお店の名前が残っているかもと検索するも、ヒットなし。。。


う~ん… 気のせいかな?



おススメの「地鶏そば定食」を注文。


席に通されても、席のレイアウトがうっすらと記憶にあるのですがね…


不思議と初めて訪問した?お店とは思えない雰囲気でした。



10分ほど待つと、料理が運ばれてきました!



地鶏そばは濃厚な出汁。 あまり表現が難しい独特の香りに気が付きます。


好みが分かれるかもしれませんが私にはとてもおいしい味付け。


鮎の甘露煮も味付けが濃厚で頭の先から尻尾まで残さずいただけます。


ごちそうさまでした!



その後はR387、県道680号、県道40号と険しい山道をつないで、県道11号(やまなみハイウェイ)に接続。



まだ春先ということもあって、木々の新緑はまだ先でしたが、ハイペースの移動で心地いい。


DAKARも単気筒エンジンが小気味よく回っています。



阿蘇は九州のライダーの聖地ですね。


数年前に開催された「草千里」イベントの記憶が脳裏をかすめました。


関東の社会人ライダーには参加が難しいイベントですが、なるべく参加できるように努力してみよう。



阿蘇市街地手前の平野では重機が道路を整備しています。


震災の復旧工事でしょうか… 詳しいことはわかりませんでした。


PM 5:01

キャンプ場手前のいつものスーパー、「えびすぱーな」で食材とお酒を調達。



久々に炭火を使いたかったので木炭も調達しました。



荷物満載のDAKARでキャンプ場へ。



懐かしい景色が近づいてきました。


PM 5:26

坊中野営場に到着しました。




管理人さんには温かく出迎えていただきました


しばらく来ない間にいろいろな噂を耳にして心配していましたが、それは杞憂に終わりました。


管理費と持込みテント代で1,000円を支払ってサイトへ。


PM 6:11

設営完了!


今晩は他にライダー2人とファミキャン2組、ソロ車1人という構成。



気が付くと陽が暮れかかってきました。



さっそく、炭火台に火を入れて



こうなるわけで!



今晩の肴は鹿児島産元気鶏の炭火焼です。ボイルして出来上がり。


簡単なのが一番です!



ようやく一息つきました。



篝火に照らされたKIVAとDAKAR。


この組み合わせで日本中を走り回りましたが、いまだ健在!


昨年の北海道で引退を考えていましたが、スムーズに回るエンジンのフィーリングに考え直しました。



気が付くと頭上に星。 星空撮影に向かないコンデジではこれが精一杯です。


食事を終え、ビールも尽きた22時過ぎには就寝。


明日は阿蘇を周遊して熊本城を見学し、久々の「矢部野ファーム」で飯を喰おう。



■本日のルート




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