晴走雨読２

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2013年のゴールデンウィークが来てしまいました！( ;ﾟДﾟ)y─┛~~



3月後半の9泊10日長期キャンプツーリング（四国・九州）のレポも書き終わっていないのに…　です。（泣



行き先ですが、3月の長期休暇で西日本（四国・九州）をロングツーリングしましたので今度は東北方面。

東北（日本海側） → 北海道（道南） → 東北（太平洋側） と北方をグルリと周遊する予定としました。

ただ、天気が悪かったら北海道は諦めて仕事で一時帰京し、再び東北に出撃という柔軟な計画。



自由ってイイね！



とりあえず、毎年ＧＷに向けて開通する磐梯吾妻と八幡平をツーリングして山形・秋田・青森あたりで2泊かな。

その後の予定は天候次第で北海道に渡るかどうか考えよう。



そして休みの前日。



日本列島上空はこの時期にしては珍しい季節外れの寒気に覆われ、信州から北陸、東北、そして北海道までの広い範囲で雪が降っているらしい…



福島の道路状況レポーターぶち山さんから

『磐梯吾妻スカイライン、八幡平アスピーテラインは雪で通行止めズラ！』

のタレこみが！



調べてみると…




う～む。。。 確かに「八幡平アスピーテライン」、「樹海ライン」が積雪で通行止めだ。



どうやらガセネタではないようです。( ´ー｀)y-~~



週間天気を確認しても北日本方面はＧＷ後半まで雨や雪の予報で、『爽やかな新緑キャンプツーリングを目論んでいる私』にとってあまり好ましい天候ではありません。

冷たい雨に降られてガタガタ震えながらのキャンプは勘弁願いたいし、暖かい木漏れ日の元キャンプ場でマッタリ焚き火とかしたいし…



この時点で東北・北海道は諦めて行き先の変更を考え始めました。



天気が悪いのなら昨年同様にＧＷを前半と後半に分け、途中で帰宅する前提で近場を2泊3日程度で検討開始。



アチコチの天気を調べてみると…




信州の平湯あたりがわりといい天気。



ちょっと気温が低くて雪の溶け具合が気になるところですが、もうＧＷだし何とかなるでしょ～♪ （ → なんとかならなかった




前日の早朝、先日のキャンツーでディーラーから借りっぱなしのバッテリーを外し、新品のSUPER NATTO（中華バッテリー）に交換。



中距離のキャンプツーリングでいきなり"NATTO"投入は多少気がかりなところではあるのですが、なんといっても新品ですから（2～3日程度なら多分）問題ありません。



PM 9:17（出発前日）

DAKARへの積載完了。



昨年の教訓からＧＷ初日は陽が昇る4時～5時頃に渋滞が始まりますので、予め積載を済ませて早朝すぐに出発できるように準備を済ませておきました。



部屋に戻ってちょっと仮眠を取ろうとすると外から雨音が…！？




どうやら川崎だけ局地的に雨雲が発達しているようです。。。



これは、この後に起こる災いの前兆なのか！？（ → 正解　ｗ



AM 3:37

仮眠から起きてシャワーを浴びたらすぐに自宅を出発。



この時点では都内の高速道路で渋滞は発生していません。



まずは都内からの脱出を目指します！




県道19号（鶴川街道）の多摩川原橋を渡ると東の空が少しだけ明るくなってきました。



AM 4:14

中央自動車道 調布I.Cから高速移動開始。




西を目指します。



交通量は思ったより少ないですね。



AM 4:26

中央自動車道 八王子料金所を通過。



ココまでは順調。



この先の相模湖東I.C付近を通過すればその先渋滞の心配はほとんどありませんから。




更に西へ。




途中、昨年12月の「吊り天井脱落事故」を起こした笹子トンネルを事故後初めて通過。




いくら順調な旅を続けていてもトラブルは突然降りかかりものです。（ → なかなかイイ勘してる



トンネルの屋根を眺めながら色々と考えさせられ、気持ちを引き締めましたね。




中央道の甲府付近を通過中、背後が少しずつ明るくなってきました。



AM 5:17

そして日の出。



今朝はかなり冷え込んで走っていて寒かったのですが、太陽が出てくると徐々に気温も上がってきて走りやすくなってきます。




ここまでくれば渋滞の心配はほとんどありませんので、ここでちょっと休憩。



AM 5:24

双葉SAへ到着。



都内の渋滞状況を確認すると…




まだ渋滞は始まっていませんね。



今年は出足が穏やかみたいです。




周囲を見渡すと、SAの頭上は晴れていますがこれから向かう北アルプス方面には分厚い雲が…



まぁ陽が昇って気温が上がってくれば好転するでしょう。( ´ー｀)y-~~




ここで体を温めるためフードコートでほうとうをいただきました。



その後、急いでも仕方がありませんので1時間ほど仮眠。



出発直前に再度渋滞を確認すると…




渋滞が始まりましたね。



そろそろSAを出発する事にします。



AM 6:46

双葉Jct通過。



その直後、須玉I.C付近で渋滞に捕まりました…



渋滞の先頭付近で路側帯に数台の車が停まっています。




どうやらトレーラーの荷崩れによる見物渋滞のようです。



それを通過すると再び流れは順調に。



AM 7:12

中央道最高標高点を通過。



AM 7:26

岡谷Jct通過。



長野道方面へ。



AM 7:42

中央自動車道 松本I.Cから一般道へ。




R158（野麦街道）を平湯方面へ向かいます。



麓付近は雲間から日差しも届くイイ天気だったのですが…



AM 8:17

奈川渡ダムを通過する手前でパラパラと霧雨→小雪が舞い始めました。



ダム湖の向こうが若干白く霞んでるけど向こうの天気はどうなんだろー？

この時点で路肩の電光掲示板では気温3度の表示でした。



今回、軽装で出撃してますので寒さ対策が不十分。

一気に体温が奪われ気力も萎え萎え。




ですが、気力を奮い立たせてとにかく先に進んでみます。



奈川渡ダムを過ぎてトンネルが続くエリアを抜け、沢渡バスターミナルを過ぎたあたりから




((((；ﾟДﾟ))))



山肌が妙な感じの色使い。



ある高さを境にカラーとモノクロが混じっている。



雪が積もっているところとそうでないところがハッキリ分かれているのです。




雨は霙に変わり、やがて完全な雪に…



路肩の電光掲示板では気温2℃。 すごく寒いです。



AM 8:28

安房峠の2kmほど手前の路肩に停車スペースがあったのでとりあえずDAKARを停車。



近くの景色を見渡すと…




なんかとっても雪国。。。




この時点で路面に雪はないけれど…



安房峠（安房トンネル）まではまだ標高を上げ続けますから路面に雪が積もっている気がする…



気がするというより絶対積もってるだろこれｗｗｗｗ




ということで、今回は引き返す！



これまでは調子に乗って「イケイケ」で悪路に突っ込んで痛い目に遭うパターンでしたが、さすがに何度も繰り返すと学習してきています。



今回はどうしようもなくなる前に引き返す決断を下しましたよ。



オレも冷静な判断ができる大人になった証拠だねｂ




麓に降りると雪も止み日差しも戻り、そして気温も上がってきました。



ホッとした矢先…




悪魔に捕まったｗｗ



悪「あれ？TAKAさん、なんで引き返してきたの？」



フフフ… 無知というのは恐ろしいものです。

ついさっき入手した新鮮な情報を悪魔に惜しげもなく提供します。



●この先安房トンネル手前まで行ってきたけど、峠付近は積雪してバイクで向こう（高山）側に行くのはかなりリスクがある！

●天候も雪が降っていて気温も低く、平湯でキャンプしても薪ストーブが無い装備では寒いし楽しくない！！

●近くにホテルに隣接した買い出しに便利なキャンプ場があるからそこに張るか、南下して別な場所に張った方が良い！！！



だが…



必死の説得にも関わらずこのノー天気な悪魔は



悪「なんだよ。 だいじょうぶだいじょうぶ！ 行こうよ！行こうよ～～～！！ｗｗ」

悪「なんかTAKAさんこれまで見たこと無いくらいテンション激低くて超ウケる！ｗｗｗｗｗｗ」



とトンチンカンな発言を繰り返している。



すぐ傍の県道を見れば平湯側からバイクがどんどん引き返してきているだろうが。



Ｔ『だったらオレここで待っててやる（→ウソ）から自分の眼で見てきなよ！』



と、なんとかこの悪魔から逃れようと演技を試みるも、疑いの目で立ち去ろうとしない。



ここで突然悪魔が平湯キャンプ場に電話。



悪「これからバイクでキャンプに行きたいんだけど、そっち大丈夫？」

平「バイクでキャンプ！？ プッ！！ｗｗｗ　積雪20cmくらいで除雪車出てるのにあんたバカぢゃない？？？？ｗ（的な主旨の回答）」



Ｔ『やっぱり。 だから諦めて次のｋｙ』

悪「じゃあ"高ソメ"は？」



とのことで高ソメキャンプ場に電話を始める。



高「キャンプ場までの道は大丈夫だけどサイトは雪が積もってる。それでも来るの～？　ｗｗ（的な主旨の回答）」

悪「じゃ、向かいます（ガチャリ）」

Ｔ『！？（涙）』



このキャンプ場からの曖昧な回答と峠付近の寒さと降雪の相乗効果ですっごく戻りたくない。。。。

ですが、この悪魔に捕まったのが運の尽き…



避けたかったガタガタ極寒キャンプですが、諦めて雪の舞う峠に戻ることにします。( ;ﾟДﾟ)y─┛~~



AM 10:42

峠付近にスーパーがないので近くのアップルランドデリシア（波田駅前店）で買い出しを済ませることに。




店内を回っても何も買いたい気持ちにならないｗｗ



店内で15分掛かっても買い物カゴはほぼ空っぽ。



何とか食材を買ってレジ袋に入れていると、若いカップルが話しかけてきて



カップル「これからバイクでキャンプですか？ 私たち車で高ソメに行こうと思っていたのですが、寒さと雪で行くの諦めたんです。ガンバってくださいｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」


･ﾟ･(つД｀)･ﾟ･ ｳｪ―ﾝ



泣いた…　心で泣いた……




失意のままDAKARに跨り、悪魔さんに導かれるままついて行くと…




何故か小高い丘の上に到着。



この付近に「唐沢そば集落」なるものがあり、アットホームな雰囲気のお店で美味しい田舎そばが頂けるらしい。



寂れた農道に8～9軒程のそば屋が立ち並びますが、下調べせずに来ましたのでどのお店が美味しいのか全く分かりません。




ということで、唯一店先に車が数台停めてある手打ちそば 根橋屋に決めました。




お店に入ると灯油ストーブに火が入っています。



店内は田舎の建物を改築して広い土間をお店にした感じで、なんかとても落ち着きます。



ちょっとお線香の匂いもして、ホントに田舎のおばあちゃん家に来たような感じになりました。




さて、メニューを見せられてもおススメが分からず、店員に「おススメは？」と聞いても「どれもおススメッすｗ」と噛み合わないｗ



Ｔ『店の前に「山菜天ぷら（時価）」ってあったけど、山菜って何があるの？』

店「こごみとか、ふきのとうとか、大葉とか…　あとなんかイロイロ。。。ｗ」



ちょｗ、大丈夫かと心配になりましたが、山菜の天ぷらは500円で結構なボリュームがあるとのこと。

ということで天ぷらは2人でシェアすることにして、ざるそば×２と山菜天ぷら盛り合わせ×１を注文。



しばらくすると…




山盛りの漬物とともに、山菜天ぷらと蕎麦が出てきました♪




見た目も丁寧な仕事で中々イイ感じ。 飛び込みで入りましたがこのお店は多分アタリですね。



蕎麦は結構ボリュームがあって、蕎麦の香りも豊かで喉越しも滑らか。当然美味しい。



山菜の天ぷらも春の香り豊かで美味しくとても満足しました。



先ほどまで落ち込んでいた気持ちはこれでだいぶ回復しましたね。




さて、これから高ソメキャンプ場に向かいますが、その前にDAKARに給油。

　日時：4月27日 11:45
　距離：308.1km
　給油：12.84L
　単価：155円
　燃費：23.99km/L




そして再び極寒の奈川渡ダムへ向かいます。(T_T)




しかし、目的のキャンプ場が積雪で辿り着けないと思いきや美味しい蕎麦のお店を開拓。 そして再び極寒の峠キャンプ場へ…



運不運のアップダウンが激しい一日です。




再び奈川渡ダムに差し掛かり、今度は県道26号へ。



高ソメキャンプ場に向かう側道の路肩にはまだ雪が残ってました。



いやがおうにも不安が掻き立てられますｗｗ ( ;ﾟДﾟ)y─┛~~



PM 0:37

高ソメキャンプ場に到着。



ココは以前のキャンツーで下見のため訪問したことはありますが、実際に利用するのは今回が初めてです。




電話口では「テントサイトに雪が残っている（笑）」との話でした。



ですが、実際にはサイトに雪はほとんどなくキャンプに支障をきたす程ではありませんでしたね。



PM 1:18

管理棟で受付をしてテントサイトのNo18,19番を選んで設営。



利用料はバイクで大人1人 1,500円/泊とこの環境＆設備としてはかなり低く抑えられた料金設定でしたね。



管理棟のオジサン・オバサンも感じが良く、気持ちよく利用できそうです。




さて、テントと宴会用タープの設営が済んだら、ここから10分ほどバイクで移動したところにあるYoshiさんおススメの秘湯へ。



PM 2:41

訪れたのは奈川温泉 冨喜の湯。



梓湖に流れ込む支流のさらに支流にある山間の鄙びた温泉宿です。




旅館の入口には期待を膨らませる「日本秘湯を守る会」の提灯が。



この提灯のある温泉でこれまでハズレはありません。（新潟県で災害休業中はあったかな…）



冬場は雪に覆われ氷点下22度にもなる秘湯中の秘湯。



それなのに宿泊は12,000円～と目玉が飛び出る料金設定。 ビビりましたね…



ですが日帰り湯の入湯料は500円と控えめ。 料金を納めて脱衣所へ。




ここの温泉宿は昔ながらの設備を残した雰囲気の良い建物ですね。



20年くらい遡ってタイムスリップした様な錯覚に陥ります。





床も綺麗に磨きあげられて清潔感があります。



靴下をはいてスケートしたい衝動に駆られましたが、いい加減もう大人ですのでガマンしました。




さて、いよいよ露天風呂へ。




脱衣場は必要にして十分な広さ。




小さな湯船で5人も入るといっぱいになってしまいますが、新鮮なお湯はほのかに硫黄の香りがします。



※この「新鮮なお湯」という表現は、温泉ツウしか表現できませんｂ




露天風呂には洗剤を置いていませんので、今度はちょっと離れた大浴場へ。



ホントは身体を拭いて服を着てから移動しなければならないのですが、メンドウだったので素っ裸のまま20mほど着替えの入った籠を抱えて駆け抜けたのはココだけのヒミツです。




体を洗ってようやくサッパリ♪




あ～きもちよか～



PM 3:37

ポカポカに蓄熱してキャンプ場に戻ってきました。



心配した寒さと雨or雪ですが、どうやら安房峠付近だけだったみたいですね。



この付近は雲の切れ間から青空が覗くほどの好天で、気温も推定15℃程度。



焚き火を囲めば丁度いい寒さです♪



とりあえず一息つけましたので




こうなるわけで♪



一時はどうなる事かと心配しましたが、何とか奇跡のリカバリーを果たしました。




今日は東日本チャリティキャンプで入手したA4君に初火入れ。



ここで、Yoshiさんが

『なんか、チャリさんがTwitterで「高ソメで設営完了」とか言ってるだけど…』

ということで、捜索＆襲撃開始！




なかなか見つけられなかったのですが、駐車場の下段にもサイトがあり無事にチャリさん襲撃！



チャリさんも平湯に行ってきたようで、20cm程の積雪でバイクで行くのは無理そうでした。



写真を見せてもらいましたけど完全に雪国でしたねｗ




しばらく3人で駄弁っていたら陽が暮れてきました。



密かに「今晩は美味いタダ飯がたらふく喰える」と期待しましたが、チャリさんは今晩奥さまと一緒にキャンプとのことで断念。




ということでそろそろ焚き火を開始。




正直、何を話したのか全然覚えていませんが、ライダー同士のキャンプ場での駄弁りですからそんなものです。



美味い料理と酒と焚火があればそれ以外に必要なモノはありません。



日付が変わる前に各自のテントに戻り就寝。



たぶん、明日は姫路でHokkaiderのミーティングだな…



■本日のルート

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